産業カウンセラー資格試験では、学科1、学科2、面接の試験が行われます。
学科1の試験は、90分で約160問の問題を解き、
なおかつ80%の正答率が求められますので、受験者としてはしっかりと対策を行いたいところです。
試験範囲は講座の「テキスト」です。
問題は原則「テキスト」の内容から出題されます。
(例外的に、数問テキスト外から出題された問題もありました。)
試験対策の教材の1つとしては、養成講座の中で実施される理論のビデオ講座の際に行われる「理解度確認テスト」というものがあり、講座においてはWeb上で正誤の回答を行いますが、一定得点を獲得すると、PDFデータで問題のダウンロードが可能となります。
学科1の試験と同様の正誤問題の形式で、各単元30問から40問の問題があるので、理解度確認テストの内容は、正誤いずれの内容についても確実に抑えておく必要があると思います。
(全部で600問近くあったはずです。)
その他の教材としては、産業カウンセラー資格試験については「過去問題」が市販されておらず、日本産業カウンセラー協会が発刊する次の書籍が販売されています。
◯ 産業カウンセラー試験演習問題集
これらの問題集は、日本産業カウンセラー協会のHPから購入可能です。
もう一度言います。必要ありません!!
「過去に出題された問題」という説明ですが、数年前の試験形式の変更前の問題です。
内容も正誤問題に限らず、穴埋めや選択問題が含まれており、現在の試験内容に準拠しません。
さらにいうと、現在のテキストの内容にも準拠していません。
知識として何かを得たいという方は読んでいただいて良いかもしれませんが、産業カウンセラー資格試験対策のために購入するのは間違っています。
協会がいまだに販売を続ける理由が不明ですが、この問題集を行うぐらいならテキストを読み直した方が数倍試験対策になると思います。
冒頭にも書きましたが、試験は、ほぼ現在のテキストの中から出題されます。
しっかりとテキストを読み込んで、理解度チェックと演習問題集をこなせば十分に対応できると思います。
試験方法と合格基準については次の記事を参照
【リンク】【保存版】2022年度産業カウンセラー試験の試験方法と合格基準について(学科試験・実技試験)
【リンク】日本産業カウンセラー協会HP 書籍刊行案内