産業カウンセラー資格試験の学科は、学科1と学科2に分かれています。
学科1については、正誤択一問題(◯か×かの二択)で、学科2については5肢択一の問題となっています。
学科1は、択一問題ですが、試験時間90分で160問程度の出題があり、1問に当てられる時間はおおよそ30秒程度となっています。
◯か×かの問題となるので、問題を読んで「知っているか・知らないか」で完結します。
そして、大部分の問題は「テキスト」から出題されます。
(この点、テキストに掲載のない厚生労働省通知の内容からの出題も確認しましたが、大部分はテキスト記載の内容です)
極端な話ですが、テキストの内容を全部覚えて(理解して)いれば、学科1についてはまず合格基準をクリアできると思います。
とはいえ、テキストは800ページ近くあるので、全部を覚えることは困難であり、要点を絞って試験対策を行う必要があります。
ここでは、私が個人的に行なった試験対策のポイントを3点ご紹介説明します。
ただし、あくまで個人的な方法ですので、ご参考とする程度としてください。
なお、私は概ね2ヶ月前から試験対策の勉強をじめて、試験は1回で合格できました。
勉強期間が短い人については、次の③がメインとなるかもしれません。
① 準備期(「理解度確認テスト」と「試験演習問題集」の活用①)
試験対策教材として、産業カウンセラー養成講座受講中にオンライン授業の中で受領した「理解度確認テスト」と「試験演習問題集」について、
試験対策における1周目は、
答えと解説を見ながらテキストの該当部分に赤線を引きました。
とにかく「正解」を読んで、出題される箇所をテキストに明示していきました。
誤った問題については「正しい内容」が記載された部分に赤線を引いていきました。
② 学習期(テキストの通読)
次に上記で赤線を引いたテキストを「通読」しました。
通読には時間がかかります。
約800ページ。読むスピードにもよりますが、私の場合は約2ヶ月の勉強期間で全体を2回転通読しました。
1度通読が終わった後に、次の③を平行してテキストの2周目の通読を行なったのですが、効果的であったか否かはわかりませんが、テキストの内容はだいぶ頭に残りました。
テキストを通読する時には、①で下線部を引いた「前後の内容」に注意して読んでいました。
問題だけを繰り返し解くと問題と答えを覚えてしまい意味がありません。
テキストの前後を含めて意識して読むことによって、何の単元において「何を問われているのか」を理解することができます。
そして、おすすめしたいワンポイントとして、「人名」が出てきた場合には、その行のテキストの余白に青ボールペンで「レ点」を付していました。
人名は資格試験に必ず出題されますが、私のときは理解度確認テストや試験演習問題集に出てこない人名が出題されました。
テキストに登場する「人名」については、人名だけを復習するために「レ点」をつけておくと2周目にテキストを読むときや試験直前の復習時に役にたつと思います。
③ 回転期(「理解度確認テスト」と「試験演習問題集」の活用②)
「理解度確認テスト」と「試験演習問題集」を解きます。
①で1度解いた上で、②でテキストの正しい内容を読んでいるので、概ねの問題は「見たことがある」感覚で「正誤」は答えることができます。
ここで、大切なのが「誤った問題」については、単に「×」で答えるのではなく、「正しいことが言えて」はじめて正解とすることです。
正誤自体を誤った問題と正しく言い換えられなかった問題については、問題の番号を記録して、テキストには赤線に加えてマーカーを付しました。
私の場合、「理解度確認テスト」と「試験演習問題集」は2回転しました。
試験直前期は、上記の「誤った問題」の見直しと、テキストの下線部及びレ点の見直しを行なっていました。
以上が私の試験勉強として行なったことですが、このブログでは上記のテキストの下線を引いた箇所を中心に各章ごとにテキストのポイントをまとめています。
試験勉強の一助になればと思いますので、参照してみてください。
・2022年度の出題形式と合格基準については、次の過去記事を参照してください。
【保存版】2022年度産業カウンセラー試験の試験方法と合格基準について(学科試験・実技試験)
・「問題集」の注意点については、次の過去記事を参照してください。
【メモ】産業カウンセラー資格学科試験対策のための「問題集」の注意点について