【養成講座】提出物 ⑥「作文1」「作文2」「小論文」(小論文は「評価」あり) - 「産業カウンセラー」資格試験の情報をまとめていく

2022年8月28日日曜日

【養成講座】提出物 ⑥「作文1」「作文2」「小論文」(小論文は「評価」あり)

産業カウンセラー養成講座の中の提出物で、明確に(目に見える形で)評価が付されるものが4つあります。

養成講座の進行の順番でいうと、

1 対話分析Ⅰ

2 対話分析Ⅱ

3 逐語記録

4 小論文

となります。

先日のブログで若干触れましたが、養成講座には「技能試験免除」の制度があります。

この免除制度については、何が基準に判断されているのかわからない以上、提出物、特に評価が付されるものについては、高評価に向けて取り組むことが良いと思います。


この記事は、評価は付かないものの、講座の中で作成する「作文」の2つと、上の4の小論文の提出物についてのまとめとなります。





【作文Ⅰ】600字


『最も心に残っている私の少年・少女時代の思い出』


養成講座序盤に取り組む作文となります。

養成講座序盤では、カウンセリング実技の基本的な内容について経験していきますが、他の記事にも記載したとおり、カウンセラーにとって、「自分のこと」を理解することは非常に重要なファクターになります。

あえて幼少期に目を向けることによって、「自分」を振り返る機会を与えているのだと思います(想像ですが。)。

私は、この作文、なかなか書くのに苦労しましたが、率直に、子供のころのインパクトのある思い出を描いた後に、その経験を踏まえて、今の自分のどのような側面に影響しているのかということを少し考察しました。

作文については、指導担当の方からのコメントが返ってきます。

読み直してみると、なんとなくですが、受講生の作文が「クライエントの言葉」で指導担当の返しは「カウンセラーの言葉」と読める気がしています。

その後の講座に役立つ内容が含まれている可能性が高いので、指導担当の方からの返信は、内容を噛み砕いて確認するようにしましょう。


【作文Ⅱ】600字


『自分が知ってる私(自己概念)』


産業カウンセラー養成講座の中期に入ったころに作成をします。

自己概念とは、端的には自分自身を理解する枠組みのことをいうものと認識しています(定義を様々ですが。)

この作文は、上記の作文Ⅰの延長として「今の自分」についての理解がどの程度できているのかを測る目的で作成させるものと理解しています(これも想像です。)

私は、この頃、若干、「カウンセリングって」というものを理解しはじめた頃で、自分が知っている私を記載するときに、「自分」を俯瞰的にみたとした場合、どのように自分が私を理解しているかという内容の作文を作成しました(正解かどうかはわかりません。)。

なお、副題が「自己概念」となっており、自己への気づきということを考慮すると、この時期に講座内で話が出る、カールロジャースの「自己理論」(テキスト第9章)や「ジョハリの窓」(テキスト第15章)と絡めて作文を作成することもできると思います。


600字なので、書く内容が決まってしまえば、さほど時間はかからなかったのですが、この作文については、見直しを行い、結構推敲を重ねたのを覚えています。

「俯瞰的に自分をみる」というのが、結構難しいんだなということをこの課題を通じて実感しました。

一方で、その後の講座におけるカウンセラー役のライブには、この「俯瞰して物事をみる」ということは、効果的な結果に繋がったと思っています。

もしも、これから作文Ⅱに取り組まれる方で、まだ記載する内容を決められていない方がいらしたら、自分を俯瞰的にみて、それを言葉にしてみたら、何か気づきがあるかもしれません。


【小論文】600字


「私の目指す産業カウンセラー像…目標と課題」


産業カウンセラー養成講座終盤に作成する小論文です。

この小論文については、評価が付されます。

「小論文」とはなっていますが、文字数が600字と限定されています。


小論文は、根拠を示して、自分の意見を論理的に記載するものという理解ですが、正直、600字では根拠を示しての記載は難しいです。


なので、私の場合、「作文」の延長として自分が「どういうカウンセラーになりたいか」という考えを記載し、その根拠を記載しました。

作成には相応の時間がかかりましたが、小論文につては、文字数制限内でいかに納めるかという点に時間を使いました。


なお、小論文の内容としては、産業カウンセラーの支援領域である「メンタルヘルス対策の支援」「キャリア形成への支援」「職場における人間関係・職場環境改善への支援」の3つの支援について網羅せれていると良いようです。


産業カウンセラー養成講座における提出物の集大成になりますので、推敲を重ねて、納得のできるものに仕上げましょう。


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