【養成講座】産業カウンセラー養成講座の備忘録③《後期》(ライブを行う上での私の課題) - 「産業カウンセラー」資格試験の情報をまとめていく

2022年8月17日水曜日

【養成講座】産業カウンセラー養成講座の備忘録③《後期》(ライブを行う上での私の課題)

産業カウンセラー養成講座の後期に入ってくると、ライブによるカウンセリングの実習にも慣れてきて、受講生それぞれに課題が明確になってきます(課題は人それぞれで指導役の方から指摘を受けます。)。

私のグループでは、10分・20分・リレーライブ40分と徐々に時間が延びていき、最終的には、1対1で40分のライブを行いました。

40分は、話を聴くカウンセラーにとっても、話をするクライエントにとっても非常に長く感じる時間でした。


後期の私の課題で一番大変だったのは「質問」でした。


そもそも「解決思考」が強くて、クライエント役の方の話を聞いていて「穴」があると、その話の「穴」についての質問をしたくて仕方がない時期が続いていました。

確かに、質問はクライエントの話を展開したり、何かの気づきを促すこともあるのですが、私の質問の仕方は、クライエントの「気持ち」を受け止めるためのものではなく、あくまで「解決」へ向かわせるもの、悪く言えば誘導しているような質問をしてしまう癖があったように思います(早期解決のクセは仕事柄からくるものかもしれません。)。


クライエント役の方が話す内容にもよりますが、個人的には養成講座の中の40分のライブで、質問をするにしても多くても2回程度だと思います。

また、質問に対する相手の回答・気持ちをしっかりと受け止め、相手の内省を促していく必要があります。

問題や課題を解決するのはあくまで「クライエント」です。

しっかりとクライエントの「気持ち」に寄り添うためには、「質問」の多様は避けるということが後期における一番の気づきだったと思います。


上の「質問」については、あくまで私の課題でしたが、養成講座を通じて、受講生のみなさんがどこかで同じように課題として認識されると思いますので、ご参考としてください。


さて、ここまで記載して、講習後期で40分のライブをなんとかこなせるようになっているというのが、講習終了時点の状況です。

「カウンセリンがバリバリできる」という状況ではなく、傾聴についての基本についての知識を学んで、基本的なトレーニングを行い終えた段階という程度と認識しています。


実際には、問題・課題の解決に向けた具体的な行動等、目標を定めてカウンセリングを継続していかなければならない訳ですが、養成講座の中ではそこまでの実技はありません。

講座を通じて、傾聴等、基本的な技法について身につけ、後は実践で成長していく必要があります。

とはいえ、「産業カウンセラー」を名乗って実践をしていくためには、資格試験をクリアしないといけません。


学科の勉強もさることながら、養成講座内の講習において判断される面接試験(2次試験)免除については、もらえるに越したことはないと思います。

(面接試験の免除について別の記事でまとめたいと思います。)

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